シャツの袖についているボタン.
ほつれた糸がボタンから出ているのを見つけたので,ぐいっ,と引っ張ってみた.
すると,するりするりと難なくほどけてゆき,終いにはボタンがカランと音を立ててテーブルにおちた.
参ったな.
コンビニに寄り,安くはないソーイングセットを購入した.
久方ぶりに縫ってみる.高校以来だと思うが,おぼろげな記憶を頼りにとにかく手を動かしてみる.
まず,・・・・・・あれ?どうするんだっけ.エイッ,やってしまえ・・・・・・で,たまむすび.
最後に,んん~こんな感じかな・・・・・・で,たまどめ.
とアレコレやっていくうちにボタンが縫えました.
こんなボタン縫いという些細な動作でも,意外と身体が覚えているものです.僕の「頭」でわかっていなくとも,勝手に僕の「身体」のほうはアレコレ試行錯誤しながら過去の動作を思いだしてくれます.
変な形容ですが,本当に私の身体は頭がいい@内田樹
と思ってしまった.一流選手が他人に指導する時どうしても感覚的な表現になってしまう場面があるのは,「身体が分かっているが,頭では理解できていない」くらいにその動作を身体に刷り込ませた結果なのでしょうね.だから,口では説明できない.
とにもかくにも,高校の時の家庭の授業もこんな時に役に立つとは思いませんでした.感謝.
ケロ
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