■スケジュール手帳の挫折
手帳はりーまんになってからマストアイテムとして持ち歩いている。
その利用はもちろんメモなり,スケジュール確認なりに使用してきました。
しかし,たまに失敗を犯すことも少なくなかった。
例えば見逃してしまったToDoが後でわかったり,予定までの準備の見積もりの甘さがぽろぽろでてきてしまったり,手帳を利用することの効用がうまく発揮できていない事が度々あり,どうしたものかと悩んでいました。
そこでこの場を借りて,「なぜ:Why」手帳を利用しているのにうまくいかないのかについて考えてみたいと思います。
そして,最終的には一つの答えを出して,「何を:What」,「どのように:How」すればよいのかまで考察できれば,と。
早速,「なぜ:Why」手帳を利用しているのにうまくいかないのかについて考えていきます。
■なぜ,うまくいかないのか~手帳は見直しと俯瞰が大事~
まず,これまでの手帳利用の振り返りを見てみると以下の点が問題になっているような気がする。
- 会社専用のWebスケジュールと同期できていない
- EvernoteでToDo管理。スケジュール管理は別のものでやってる
- メモった紙片を母艦となるノートなり,手帳なりに一元化できていない
- 手帳の見直しが1週間に数回程度しかない
- 一日の1時間単位で予定を立てられていない。※午前と午後程度の分け方しかやっていない
とまぁ,問題点が出てくる出てくる^^;
これらの問題点への改善策をざっくりまとめてみると
- 1~3に関しては,単純に一元管理できる母艦ノート(手帳)を決める。
- 4.に関しては,常に手元に持てるものであり,かつ1週間程度のスケジュールを俯瞰できること
- 5.に関しては,現在使っている手帳では対処できないので新たな手帳を検討すること
少し問題がくっきりしてきたように思います。
■ちらばる情報を集約する母艦ノート
1~3の問題点への改善策である「一元化」ですが,母艦をもつことが大事になってくると思う。
常にひとつのノートを持ち歩いて,それに書き込めば一番良いのだがネタ帳というか情報ノートと手帳は分けた方が見直した時の視認性の観点から言って望ましい。
ですので,通常はメモ帳はメモ帳で,手帳は手帳で分けて使いたいです。そうした場合に,しっかり母艦を持っておく必要があります。当然ですが,その場合に手帳を母艦にしたいのですがここで一つ問題点が。
■何を手帳に刻んで何を捨てるのか?
メモ帳に残した情報を全部載せるとなると紙面がいくつあっても足りません。
何を手帳に刻みつけるか,何を捨てるのか?
ここが肝要です。
そう考えると,手帳に残しておくべき事項というのはToDoです。当然ですが「やるべきこと」を載せるのが最優先。
それじゃあ,それ以外はいらないのか?ですが,僕はここで強行して「いらない」と唱えます。
それ以外のものに関しては,Evernoteに放り投げる方法を採用したいと思います。
これまでEvernoteをToDoとして活用してきましたがそのことに関して限界を感じてきました。従来Evernoteの使い方はTodoではなく,あくまで情報収集ツール。本来の使い方に戻し,ToDoをスケジュール帳で管理していきたいと思う。
■ヴァーチカルタイプ(縦型)のスケジュール帳が馴染む
4.と5.に関して思うのは,新たなスケジュール帳の検討です。
現行使っているのはモレスキンのスケジュール+ノート。
スケジュール+ノート |
これはこれでしっくりくる方もいるかと思います。
但し,一日のスケジュールを細かく管理できないのがネックとなるのでより一日を細分化したスケジュール帳が必要に思いました。そこで,モレスキンラブな僕としては「スケジュール+ノート」ではなく,ヴァーチカルタイプ(縦型)のスケジュール帳を検討してみました。
2012年 アクションダイアリー / XL |
上図のアクションダイアリーは1日の時間が縦に並び,細かな時間ごとの管理がこれで可能になります。ポイントはそこだけではありません。この手帳の肝は右一列分,ToDoを書き込める箇所が用意されている点です。これは極めて重要な事だと思います。
前述したとおり,ToDoをスケジュール帳に刻むことを最優先としている僕としてはこのToDoを記入できる場所があるのは必須となります。
■【中間まとめ】図解で見る情報の流れ
上図のように,情報ノートなり,インターネットなり,得られた情報から次への行動となるToDoを洗い出し,モレスキンのアクションダイアリーに刻みつけます。※この際,Web上にある会社専用のWebスケジュールもアクションダイアリーへと同期させておく必要はあります。
そして,それ以外の_ToDo以外の_情報に関しては従来通りEvernoteへ放り込み必要な時にレビュー出来るようにしておきます。
■ここで大きな壁が~スケジュール帳は必ずしも始まりたい時から始まらない~
問題点もほぼ解消させることが出来,あとは始めるだけなのですがそう簡単には事は運びませんでした。それはスケジュール帳は年始からスタートするものがほとんどであるという至極当たり前の理由によるとことです。
例えば,始めたいのが8月だとしたら出来れば8月スタートのスケジュール帳を使いたいものです。
ですが,そこまで都合のよいスケジュール帳などほとんど無いでしょうし,あったとしてもそれが自分の使いたいものかどうかは分かりません。そうなると,そんなスケジュール帳など皆無でしょう。
■勝手が利くスケジュール帳~コクヨのキャンパスダイアリーフリータイプ~
そんな時に_あくまで場つなぎ的ですが_お薦めなのがコクヨのダイアリー「フリースケジュール」です。
いつ始まりでも可能なフリータイプで,かつヴァーチカルタイプのスケジュール管理&ToDoリスト付という理想の形態!!
見た目はチープではありますが,その分価格も安く,使い方も工夫できるレイアウトになっています。
モレスキンのアクションダイアリーが1月始まりなのでそれに代わってこのコクヨのフリースケジュール帳を代用することにしました。
また,ラインナップも充実してますので使い勝手の良いサイズを選べるのもグッド。
■モノが揃っても畢竟,重要なのは手帳を毎日見直す習慣にある
これに尽きます。あくまでモノはモノ。使う側との相性が多少あろうが無かろうが結局のところ,毎日手帳を見直し,PDCAサイクルを回すことが大事です。
手帳はそのための必要条件であって十分条件ではありません(といいますか,必要条件ですらないですね)。
今回は手帳について考察してみましたが,それと僕の愛用しているEvernoteについても見直しが必要になっています。これについても今度考察してみたいと思いますが,とにかく毎日使う手帳でよりより仕事の成果を出せるように今回に限らず考えていきたいです。
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