新幹線やまびこの車窓から見えるのどかな風景が好き.
本を繰りながら,時折,車窓を眺める.読む手が止まる.右から左へ流れていく景色に何かを見出そうといろいろと考える.が,到底言葉にできない.
また,本に目を移す.
やまびこはトンネルへ入っていく.まっくらな車窓には自分が映っていた.何ともなしにしばらく眺めているとトンネルを抜け,多様な緑で構成された景色が車窓に映えた.
上野,大宮と停車し,宇都宮を過ぎたあとから徐々に田園風景が車窓いっぱいに広がる.一面がみどり.
濃い緑から軽い緑,硬い緑や柔らかいみどりなど,蛙のみどりだけではない様々なみどりがそこにはあった.
いまではなかなかお目にかかれない“いろどり”.大事な色彩がここには揃っている.
ケロ
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