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2010年5月29日土曜日

お金だけじゃ満足できない僕たち~ハーズバーグの二要因理論

ハーズバーグの二要因理論(動機付け・衛生理論)―Herzberg’s theory of motivation―@INVENIO LEADERSHIP INSIGHT(参考)


ハーズバーグの二要因理論(動機付け・衛生理論)」とは、アメリカの臨床心理学者、フレデリック・ハーズバーグが提唱した仕事の満足および不満足に影響する要因に関する理論だ.


ともすると,僕たちは仕事の報酬を賃金に求めているときがある.しかし,それは否.では,お金ではなく何に仕事の対価を求めているのか.畢竟,偽善的ともみえる「やりがい」や「責任」といったものが僕たちが仕事に対しての満足感を得られる要因として考えられている.しかも,このような考えは別に珍しいものではなく,マズローの欲求段階説などからもお金など(生理的・安全の欲求)は決して高次の欲求ではないと説かれている.それよりも「承認」や「自己実現」の欲求がもっとも高次とされており,言い換えれば,仕事では「責任感」や「やりがい」といったものに大きく価値を置いているといえるだろう.

それを踏まえて,今回のハーズバーグの二要因理論であるが,その背景は

仕事に対する満足度は、ある特定の要因が満たされると満足度が上がり、不足すると満足度が下がるということではなく て、「満足」に関わる要因(動機付け要因)と「不満足」に関わる要因(衛生要因)は別のものであるとする考え方.


上記に出てくる動機付け要因と衛生要因については以下の通り


動機付け要因
仕事の満足に関わるのは、「達成感」「仕事そのもの」「責任」「昇進」「やりがい」など.これらが満たされると満足感を覚える.しかし,欠けていて も仕事に対しての不満足を引き起こすわけではないところがポイント.


衛生要因
仕事の不満足に関わるのは「会社のコンセプトやシステム,マネジメント」「監督」「賃金」「人間関係」「仕事の条件」など.これらが不足すると仕事に対する不満足を引き起こすようだ.満たした からといっても満足感につながるわけではない。単に不満足を予防する意味しか持たないといわれている.



要するに,この二つの要因を分析すると,単に衛生要因を極大化したとしても,仕事に対する満足感は得られづらいので,カイゼンステップとしては,1.衛生要因の極大→2.動機付け要因の極大という流れで職場に働きかけるのが良いだろう.

まぁ,雇用者からはあまり実践できるものは少ないけれど.

ケロ

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