笑うのに必要なのは,17 種類の筋肉.
だけど,しかめ面するのには 47 の筋肉がいる.
エネルギーを大切に.
-unknown-

自分の写真
どこかの街, どこかの井戸で
日常にハミングを。Evernote、iPhone、エネルギー・環境関連、ランニングなどについて呟いてます。

2009年11月28日土曜日

もうすぐ師走


携帯で撮った一枚(画質,粗い・・・)中央あたりに,猫が二匹います.

12月に入ろうかという時期に,ポカポカ陽気の昼.
ニュースでは寒暖の差が激しすぎて,つつじが返り咲きしてしまったことを伝えていた.
それくらいだから,やっぱりここ2,3日の天気はおかしいのか.

ちょいと下町風情を味わおうと,これまで通ったことのない裏路を散歩する.
燃えるような赤の紅葉がみえた.いま見ごろを迎えているようだ.
そのまわりには人でにぎわっていた.とてもいい風景.

街では早めのクリスマスムードで,イルミネーションがきらきらしてますが
このような自然のもつ鮮烈な色彩にも,負けじと私たちの足を止める力があるのだな.

公園を後にして,そのまま猥雑な裏路地へと進む.

そんな折に,あの写真に写る猫たちを発見.
夫婦なのか,親子なのか.
もしかしたら,たまたま居合わせた銭湯の馴染のようなシチュエーションだったのだろうか.

向かい側が八百屋だったこともあり,控え目にレンズを猫たちに向ける.
しかも,逃げたらかなわないと思い,遠目からのシャッターとなってしまった.


まどろむ猫たち.
猫たちは,ここぞとばかりに太陽の熱を吸収し,蓄え,冬に備える.

もうすぐ師走か.


ケロ

紀元前1万年(2008) ★☆☆☆☆

紀元前1万年(2008)

以下,Amazonの解説.

「インデペンデンス・デイ」「デイ・アフター・トゥモロー」のローランド・エメリッヒ監督最新作!

誰も見たことのない世界は、「過去」にあった


時は紀元前1万年。人も動物も自然のままに生き、マンモスが大地を闊歩する時代。サーベルタイガーや獰猛な肉食動物と果敢に闘い、広大な砂漠で青年は旅を続けていた。邪悪な支配者に囚われの身となっている愛する人を救うために――。@Amazon

VFX映像はもうたくさん.

と感じさせる映画であった.
高いCG技術で,たしかにマンモスやサーベルタイガー,ピラミッドなどをある程度表現しているが,ただそれだけ.
ローランド・エメリッヒ監督は,これしかない.

CGなどは当然ながら,手段としてあるべきで,本作はそれを主眼に置いている.
実に本末転倒な映画だ.



ひとつ断っておけば,中身が無いのを憂いているのではない.中身が無くとも面白い映画はある(と思う).しかし,これは外見があまりにも荒削り過ぎて,まるでカビの生えたスカスカの饅頭だ.

ひと昔前に流行ったこういう映画はもう廃れていってもいいはずなのだが,その残滓がまだ残っているようだ.この分では,近日公開された「2012」も同じなのだろうか.ちょっと,予告編では面白そうだったんだけどな.


カビの生えたスカスカの饅頭度 ★★★★★
原始人の英語の流暢さ      ★★★★★
滑稽さ                ★★★★★

ケロ

13/ザメッティ(2005) ★★☆☆☆

13/ザメッティ(2005)




ちょいと前に片手間で観た映画(片手間で観た映画を評価しちゃいけないよねw).
以下,あらすじです.

グルジア移民のセバスチャン(ギオルギ・バブルアニ)は、偶然手に入れた封筒の中に入っていたパリ行きの列車のチケットを使い、一攫千金をもくろむ。単身 パリに向かった彼は謎めいた指示に導かれ、ある館にたどり着く。そこは13人のプレイヤーに大金を賭け、集団ロシアン・ルーレットで生死を競わせる悪夢の 世界だった。@シネマトゥデイ

息も詰まる集団ロシアンルーレット・・・・・・は,初めだけ.

あとは中だるみしていて,テンションが保てなかった.

また,このゲームに参加する人間の動機や心理がイマイチ読みとれなかったのも残念.
しかしながら,スタイリッシュでアイディアがいい.
でもやっぱり肝心のロシアンルーレットの場面をもうちょい捻れなかったかなぁ,と.


長編映画初監督のゲラ・バブルアニは,自己資金でこの映画撮影に着手したそうな.
今回限りで終わらずに,次回作でより磨かれた映画を作ってもらいたいと思います.



白黒度   ★★★★★
アイディア  ★★★☆☆
緊迫度   ★★★☆☆

ケロ

2009年11月26日木曜日

ゆきんこ

                      @flickr,by Rock Ptarmigan

登校途中,最寄りの駅から学校に向かって歩く.
すると,雪が舞う.
「雪だ」と思った瞬間に,白くフワフワしたものの正体が虫であることに気付いた.

「“ゆきんこ”だ.」

あぁ,冬が来たのかと感じた.
小さい頃,友達とこれを見つけては
「今日は雪が降るな」とお互いに言っていたのを思い出す.

ゆきんこ,ゆきんこと呼んではいたが,これは俗称であったようだ.

雪虫(具体的な呼称:トドノネオオワタムシ,リンゴワタムシ)
のほうが一般的.

Wikipediaで雪虫を調べてみると,興味深い記述があった.

雄には口が無く、寿命は一週間ほど。雌も卵を産むと死んでしまう。熱に弱く、人間の体温でも弱る。

また,ゆきんこはフワフワしているがために,わずかな風によって流されてしまう.
知れば知るほどに,雪そのものじゃないか.



自動車が激しく往来する場所だったため,まるで風に弄ばれているようにゆきんこは右に左に行ったり来たり.これでは,つぶされるか,あるいは辿り着く前に死んでしまうのがオチ.

自動車がない時代のほうが,よっぽど良かったか?

と,考えもしたが,すぐに思い直した.


いつの時代も,風は強く吹いてるじゃないか.

ケロ

2009年11月18日水曜日

飼い慣らす


池澤夏樹訳の「星の王子様」は年に数回,ぱらぱらと頁を繰りながら読むことがある.

とりわけ,キツネのくだりが好きだ.



(・・・)

「むすびつきをつくる?」

「そうさ」きつねは言いました。
「ぼくにとって、きみはまだ、十万人の男の子によく似た、ひとりの男の子でしかない。ぼくはきみのことなんて必要じゃない んだ。きみだって、ぼくを必要としていない。きみにとってぼくは、十万匹のきつねと区別がつかない、一匹のただのきつねだからね。でも、もし、きみがぼく を飼いならし(apprivoiser)てくれたら、ぼくたちはお互いに、なくてはならない者同士になれるんだ。きみはぼくにとってこの世でたったひとりの男の子になる。ぼくはきみ にとって、この世でたった一匹のきつねになる…」

「わかるような気がするよ」王子さまは言いました。
(・・・)
                @訳者:はつよさん


「飼い慣らす」は,語義として上下関係をあらわす言葉であり,しっくりこないようように感じるのだが・・・.それに関して,池澤夏樹さんはインタヴューの中で「飼い慣らす」についてこう語っている.

「(・・・)とても重要なキーワードにapprivoiser(アプリヴォワゼ)があります.
僕は“飼い慣らす”と訳しましたが、日本語の飼い慣らすとは、少し違う.(・・・)アプ リヴォワゼは、その感じがあまり強くありません.積極的に働きかけて、よき仲を作ろうと意志する、みたいな感じかな.“仲良くなる”のは、ほっとけば自動的になるわけでしょう.そうではなく、仲良し関係を育て上げる、というような。仲良くなることを提案して、実行し て、仲良しになる……こうやって説明していくとキリがないんですけど(笑)」

池谷裕二さんがおっしゃっていたように,“結びつき”を強化する手段の一つに“習慣化”がある.日常のうちに,接触する機会を増やしてあげれば,より記憶に残り,対象との親密な関係を築くことが可能となるのだ.習慣とすること,それには「規則的な決まり」が必要だ.キツネはこう言う・・・.

「同じ時間に来てくれたほうがよかったんだけどな」きつねは言いました。
「きみがもし、たとえば、午後の四時に来るとしたら、ぼくは三時になったらすぐ に、幸せになり始めるんだ。時間が近づくにつれて、幸せが大きくなるよ。四時にはもう、そわそわ落ちつかず、気になってたまらない。そうしてぼくは、本当 の幸せを味わうんだよ。でも、きみが時間にかまわず来てしまうと、ぼくは何時に心をよそいきに替えていいかわからない…。決まりが必要なんだよ」@訳者:はつよさん
飼い慣らす(apprivoiser)のには時間が必要でもある.それに費やした時間の分だけ,親密さ,忘れてはいけない責任というものが大きくなっていく.


ケロ

2009年11月15日日曜日

FUJIYAMA


FUJIYAMAをみると,御利益感が得られる.

静岡や山梨の方々には,お馴染なのかもしれませんが,東北出身の身としてFUJIYAMAは高尚なお山なのです.
その敬意は,字にも表れているように「富士山」ではなく「FUJIYAMA」と,まるで日本文化に触れるために遥々海を渡ってきた外国人の気持ちとなんら変わらないのではないか.

東北に居たころ,日常にFUJIYAMAが入り込むことは考えられなかった.
それから千葉に住むようになり,夕方ローカル線の車窓から見えたFUJIYAMAは突如日常に現れたのだ.そのFUJIYAMAは,実に真っ赤に燃えていた.

衝撃.

神々しく,後光が射すように凛として整然とFUJIYAMAは聳えているではないですか.その光景は今でも目に焼き付いている.

それからもFUJIYAMAを見るたび,「ありがたや,ありがたや」と心で念仏を唱えるような面持ちで眺めている.

たかだか3000mちょっとで,真っ白いほっかむりをした富士山は僕にとって非日常的な日本の心象風景であり,かくして富士山は「FUJIYAMA」となったのです.



ケロ

風の尾っぽ


強風吹き荒れる一日.

そんな夕刻.

家路の坂を見上げると,金色の雲が.
まるで雲は,遠くへ去った強風の尾っぽのように伸びており,また黄金色の光のようでもあった.

そして,そんな金色の夥しい雲は坂の頂上へと収斂していき,一個の生命へと昇華するようだ.

なぜだろうか.
ふと「終末」とはこんな光景なんじゃないかと思った.

そんなことを思いながら帰宅の途につく人たちをみて,なんだかばつが悪くなってしまった私.

なので,次には今晩の夕飯に何を喰うかについて考えてみることにした.


ケロ

2009年11月14日土曜日

ハンコック(2008)★★★☆☆

ハンコック(2008)


【ストーリー】
超人パワーで悪を退治し,街を守る男ジョン・ハンコック。
<不死身>で何千年も生きている,地球にただ一人の存在だ。
しかし、コントロールのきかない超人パワーのせいで事件解決の度に街を破壊,いつしか嫌われ者のヒーローになってしまう。
でも本人は「そんなの関係ね~」と、全く反省する気もなく,酒瓶を片手に酒臭い息を吐きながら市民に悪態をついている。
…でも本当は孤独で寂しかった。
なぜ自分だけ違うのか?
そんな時に出会ったPR会社で働くレイとその家族がハンコックを変えていく。
皆から愛される“真のヒーロー”になるべく,ハンコックの戦いが始まる!@Amazon


鑑賞してみて,事前の情報とは違っていて,意外だった.

そして,スーパーマン,バットマン,スパイダーマンなどのようなタイトルが付いても良さそうなところに,ウィル・スミス演じるヒーローの名前からとった「ハンコック」というタイトルがなぜ選ばれたのか.
鑑賞後,その意味を解した.



ヒーローは悩みます.
歴代のヒーロー達の誰しもが悩むのです.

とりわけ,自分のその力の使いどころがどこにあるのかをうまく把握できていないという悩みがおおきのでしょうか.これは何も特別なことではない.

私たち人間に至っても自分を過大評価したり,過小評価したりする.そして,それが実力からはずれた場合では,自分や周りにとっても迷惑きまわりないことになる.

スターウォーズを例にとってみる.
ジェダイの騎士であるアナキン・スカイウォーカーオビ=ワン・ケノービなどのエリト(elite)は,はじめ自分の潜在的な力を把握していない.そこにメンターなる導き手が必要となってくる.それは,言わずもがな,ヨーダだ.力をコントロールすることをヨーダは彼らに強く述べ伝える.テクニックも大事だが,メンタル面において彼らを強化した.そのようにして,自らもつ力の下限と上限,何にその力を使えばよいのかを学習していく.

ハンコックも前半部分では,広報戦略を仕事とするレイ(メンター)によって,これまでにない考え方を学ぶ.どのように自分の力を使えばよいのかを.・・・・・・とここまでは,ヒーローものを踏襲してはいるが,後半部分でころりと雰囲気が変わってくる.そこは「ハンコック」の核となるので割愛するが,今までにない展開になっていることは言っておく.



なにはともあれ端折っていうと,ハンコックが"ヒーローに至るまで"の物語が映画「ハンコック」である.


















ケロ

2009年11月8日日曜日

秋だな

「秋らしい秋」の今日この頃.

日が傾きかけた夕方.
僕は,この時間帯にもっとも秋を感じる.


まるで汽水域のようだ.
汽水は,淡水と海水が入り混じる場所であり,いろんなものが混ざり合っている場所でもある.
また,何かへと変わる緩衝帯のようでもある.

秋は,夏と冬の混ざり合う場所であり,夕方も昼と夜の混ざる時でもある.

そんな混ざり合う場所になぜか魅入られる.

秋は何かに変成するためにいろんなものがごった返し,次の季節を継ぐものの潜伏期間でもある.

秋の持つ「あいだ」は,すぐに過ぎ去ってゆき,ふと目を離したすきにいなくなってしまう.
秋を注意深く感じとるようにと,いま汽水域に僕はたたずんでいる.



ケロ

CREAM

「ヨコハマ国際映像祭2009」なるものが現在開催されている.んぅ~,・・・・・・気になる.




ケロ

2009年11月5日木曜日

4か月,3週と2日(2007)★★★☆☆

4か月,3週と2日(2007)

最近の映画を観て思うことは,「面白かったぁ」,「いい映画だったぁ」という表現が,時として適していないことがありえることだ.

それがどんなものかといえば,ニュースで「昨夜未明,某所で殺人事件が起こりました」あるいは「某交通道路にて,死傷者数名がでる交通事故が起こりました」といった場合に,私たちは決して「面白い」,「いいねぇ」などとはいわないだろう.要するに,最近の映画の傾向としては「事実を伝える」というニュースのテイストを帯びているものが多い.そして,こういった隠れた事実を伝えるこれに対して,「おもしろい」,「たのしい」といった表現をするにはなんだか違和感がある.


Amazonでのストーリー紹介は,以下の通りになっている.
1987年のルーマニア。大学生オティリアは、同室のガビツァの違法な中絶手術を手伝うべく、二人で準備をしていた。 恋人から金を借り、ガビツァの代わりに、手術を頼んだモグリの医者を迎えにいくことに。やがて手術の代金がどうしても足りないことがわかったとき、オティ リアは親友のためにある決断を下す@Amazon

あることを思い出す.エルサレム賞を受賞した村上春樹さんのスピーチだ.

「壁と卵」

壁≒弾道ミサイル≒言葉≒システム

卵≒個々人

壁(システム)は,容易に卵(私たち)をつぶすだろう.この作品の時代背景にもチャウシェスク独裁政治のもと疲弊しきったルーマニアがあったことは見逃せない.ワンシーンワンシーンからにじみ出る偏見と社会主義的思想.

堕胎を手伝う彼女が,がんじがらめのシステムから導き出す最善の手とは何なのか?果たして私たちは彼女を責めることができるだろうか.そして,私たちの日常にも地殻変動のようなシステムの妨害によって苦しんでいる人たちがいるのではないか.

そんな様々な思いを呼び起こす本作がパルムドールを受賞したことはうなづける.


ケロ

ひとつの時代の終わり ~追悼 クロード・レヴィ=ストロース~

21世紀を迎え,20世紀という時代が終わったのは10年ほど前の事だ.それとは異なる時間軸で,ひとつの時代が終わったように思われる.100歳を迎えた人類学者クロード・レヴィ=ストロースが10/30に亡くなった.

昨年あたりから生誕100年記念で数多くの書籍が創刊されていた.生ける構造主義者レヴィ=ストロースがこれまでに私達へ残してくれた業績は計り知れないだろう.

「文明人」と「未開人」

今でこそ差別的な言葉である「未開人」,そして,その対立項「文明人」.しかしながら,かつて西洋思想が謳歌した時代には,まことしやかに「文明人」と「未開人」は広く一般に受け入れられていた考え方である.

その無知・矛盾に,一石を投じたのがクロード・レヴィ=ストロースによる文化人類学と記号論的見地からの批判であった.

その理路を端的にいえば,「文明人」も「未開人」にもある普遍的な構造(これは文化や慣習,思考過程にいたるまで)があると主張した.つまり,それまでの西洋的な思想として,「西洋」は秩序立っているが,「東洋」は理解しがたい野蛮とも思われる慣習などの無秩序さがあるとしていたのだ.しかし,記号論を援用しながら,少数民族の「神話」を素材に構造を抽出できるというアプローチをレヴィ=ストロースは生み出したのだ.これは当時センセーショナルなことであったに違いない.声高に西洋主義的思想を語っていた輩を黙らせたのだから.


こんにち,私たちが思っている以上にかつての人間はひどく偏見的な見方(西洋主義的)をしていたのだ.それも,つい最近まで.その幻想を,レヴィ=ストロースが覚まさせたといってよいだろう.


彼の主張にいくらかの批判はあるが,少なくとも私たちにレヴィストロースが教えてくれるのは"謙虚さ”ではないだろうか.

なぜなら,レヴィ=ストロースが言うように,

世界は人類で始まった、そして人類なしで終わるであろう。

               La pensée sauvage (1962)『野生の思考』みすず書房

その通りだ.
そして,この意味は実に深い.


多大な功績を残してくれた今無きレヴィ=ストロースは,これからも生き続けるのだ.



以下,主な著書
  • Tristes tropiques (1955)
  • Anthropologie structurale (1958)
  • La pensée sauvage (1962)
    • 『野生の思考』みすず書房
  • Les mythologiques (1964 - 71)
    • 『神話論理』みすず書房 全5巻予定 
  • Le regard éloigné (1983)
    • 『はるかなる視線』みすず書房
  • La potière jalouse (1985)
    • 『やきもち焼きの土器作り』みすず書房
  • De près et de loin (1988)
    • 『遠近の回想』(ディディエ・エリボンとの共著)みすず書房
  • Saudades do Brasil (1994)
    • 『ブラジルへの郷愁』 みすず書房 写真が主
  • Saudades de São Paulo (1996)
    • 『サンパウロへのサウダージ』 みすず書房 写真が主



ケロ

2009年11月2日月曜日

トップガン(1986)★★★☆☆

トップガン(1986)

映画を観る者なら,はずせないほど超有名作品,「トップガン」.それにもかかわらず,これまで見る気概が無く,今回が初見.

これによって,トム・クルーズは一躍有名俳優のスターダムへと登りつめた.


20数年前の作品とあって,期待は低かった.いや,戦闘機というシロモノを扱うがゆえに,どうしても現代と比べるとチープな仕上がりになっているのでは,と懸念したのだ.

しかしながら,中身を観てみれば,実にスリリングな戦闘に,息をのむ.まるでゲームの「エースコンバット」さながらの空中戦が展開され,こて先のCG技術を利用した映画なんかより,数倍も迫力が出ていた.これがいまもなお多くの人たちを魅了する映画であることに,観て納得した.



また,シナリオも,実にシンプルでスッと入ってくるものだから,いちいち展開を機にせずとも,魅力的な戦闘に魅入っていればよいだけだから,ほんと楽なものだ.内容は,乱暴に言えば,ハリウッド版「海猿」といったところでしょうか.実力・自信ともにもっている主人公が,仲間の死を通して,より高次のパイロットへと成長していく物語だ.・・・・・・,よくありがちではあるけど.まぁ,それでも戦闘シーンはいまでもそん色なく楽しめるのだからそれだけでもすごい気がした.


若いトムさん


ケロ

10月の鑑賞

10月の鑑賞メーター
観た本数:9本
観た時間:1037分

ユメ十夜 [DVD]ユメ十夜 [DVD]
★☆☆☆☆ 第三夜だけが好き.原作とは別物であり,シナリオがランダムすぎてトホホ.



鑑賞日:10月31日 監督:Array


おくりびと [DVD]
おくりびと [DVD]
★★★★☆

鑑賞日:10月28日 監督:滝田洋二郎


フロスト×ニクソン [DVD]フロスト×ニクソン [DVD]
★★★☆☆ アメリカでの成功を野望するフロスト。政界への復帰を目論むニクソン。両者の夢はどちらかしか叶わない。なぜなら、潰し合うことでしか掴めないからだ。頭脳戦による対談バトルは息を呑む展開に。映画だが、必ずやあなたも歴史の目撃者になった気分になれるだろう。


鑑賞日:10月25日 監督:ロン・ハワード



運命じゃない人 [DVD]運命じゃない人 [DVD]
★★★☆☆ 洋画「11:14」と似た要素をもつ複眼視点の映画.めんどくさい設定ではなく,コンパクトにまとまっているのが良かった.


鑑賞日:10月24日 監督:内田けんじ



007 / 慰めの報酬 (2枚組特別編) 〔初回生産限定〕 [DVD]007 / 慰めの報酬 (2枚組特別編) 〔初回生産限定〕 [DVD]
★★★★☆ ハンサムでスマートなピアソン(5代目ボンド)とは打って変わって,D.クレイグの体育会系ボンドはハイテク機器に頼らず体一つで敵をなぎ倒す.泥臭いボンドもいいですね


鑑賞日:10月24日 監督:マーク・フォースター



ぐるりのこと。 [DVD]ぐるりのこと。 [DVD]
★★★★☆
鑑賞日:10月23日 監督:橋口亮輔



スパイダーマンTM [DVD]スパイダーマンTM [DVD]
鑑賞日:10月17日 監督:サム・ライミ
★★★☆☆



[DVD]"> [DVD]" style="margin: 0pt 5px 5px 0pt;" align="left" border="0"> [DVD]">AVP2 エイリアンズVS.プレデター<完全版> [DVD]
鑑賞日:10月17日 監督:ザ・ブラザーズ・ストラウス
★★★☆☆



死ぬまでにしたい10のこと [DVD]死ぬまでにしたい10のこと [DVD]
鑑賞日:10月17日 監督:
★★★☆☆



ケロ

10月の読書

10月の読書メーター
読んだ本の数:10冊
読んだページ数:2646ページ

排出取引―環境と発展を守る経済システムとは (中公新書)排出取引―環境と発展を守る経済システムとは (中公新書)
★★★☆☆新書という体裁だが,実に丹念に排出取引について調べ上げている.それだけでなく,周辺の環境政策などにも言及していたり,巻末に索引がついていたりと関心のある人には持っていて損はない価値ある新書だ.
読了日:10月21日 著者:天野 明弘


犬を飼うと12の短編 (ビッグコミックススペシャル)犬を飼うと12の短編 (ビッグコミックススペシャル)
★★★★☆

漫画や小説、映画など、フィクションのもつ効用を本作は再確認させてくれた。ミラーニューロンという脳の活動は相手の行動を体を動かさずとも脳内で体得してしまうものだ。追体験とはそういう事である。彼は人物の生きた描写を描くことで読者にリアリティを与える。すると、心の内にあれやこれやと奥深くに眠っていた記憶が再生産される。そして皆、それぞれの『わたしの「犬を飼う」』を生み出していくのだ。彼は、作品の時代背景や世界が大きく異なろうと私たちの心の琴線に触れる物語を生む数少ない漫画家なのだ。
読了日:10月18日 著者:谷口 ジロー


ドラッカー 時代を超える言葉―洞察力を鍛える160の英知ドラッカー 時代を超える言葉―洞察力を鍛える160の英知
★★★★☆



読了日:10月17日 著者:上田 惇生



環境経済学環境経済学
★★★★☆                                               水平・垂直的側面から環境問題への取り組みを日本と世界を相対的に比較しながら,今後あるべき環境改善へのアプローチを提言している.

読了日:10月12日 著者:宮本 憲一


地球持続の技術 (岩波新書)地球持続の技術 (岩波新書)
★★☆☆☆

内容が陳腐化していて,現代においては古臭さを感じるかもしれません.


読了日:10月12日 著者:小宮山 宏


“想い”と“頭脳”で稼ぐ 社会起業・実戦ガイド 「20円」で世界をつなぐ仕事“想い”と“頭脳”で稼ぐ 社会起業・実戦ガイド 「20円」で世界をつなぐ仕事
★★★☆☆




読了日:10月12日 著者:小暮 真久


地域再生の条件 (岩波新書)地域再生の条件 (岩波新書)
★★★☆☆



読了日:10月10日 著者:本間 義人



農山村再生  「限界集落」問題を超えて (岩波ブックレット NO. 768)農山村再生 「限界集落」問題を超えて (岩波ブックレット NO. 768)
★★★☆☆



読了日:10月09日 著者:小田切 徳美



プロフェッショナルの条件―いかに成果をあげ、成長するか (はじめて読むドラッカー (自己実現編))プロフェッショナルの条件―いかに成果をあげ、成長するか (はじめて読むドラッカー (自己実現編))
★★★★★



読了日:10月05日 著者:P・F. ドラッカー,Peter F. Drucker,上田 惇生


環境を知るとはどういうことか (PHPサイエンス・ワールド新書 3)環境を知るとはどういうことか (PHPサイエンス・ワールド新書 3)
★★★☆☆
読了日:10月02日 著者:養老 孟司 岸 由二



ケロ

2009年11月1日日曜日

THE 有頂天ホテル(2006)★★★☆☆

THE 有頂天ホテル(2006)


三谷幸喜監督によるドタバタ喜劇.これが監督作品として,第三作目にあたる.

Amazonによる商品説明は以下の通り.

晦日、様々なイベントが目白押しでごった返すホテル・アバンティ。そんな時に副支配人の新堂は別れた妻と再会。妻は再婚していたが、その再婚相手はホテ ルの目の上のタンコブであるコールガールのヨウコと浮気を。そんなことは知らぬ新堂は、つい元妻に見栄を張って大嘘をついてしまう……。という話はごく1部。主な登場人物だけで20名以上もおり、それらの人々が織りなす2時間の物語がリアルタイムで、しかも絶妙に絡み合って展開していく。面白いのは舞台っ ぽいところ。あえて1シーン1カットにこだわった撮影が舞台っぽさを強調し、ちょっとやりすぎではと思える笑いの要素(特殊メイクなども含めて)も引っ掛 かることなくサラリと見せてしまうのだ。三谷ワールドは全開だし、俳優たちの演技合戦も相当に楽しい。観て損なしの作品だ。(横森文)@Amazon ※強調は引用者による

この映画の特徴はなんといっても1シーン1カットの"長まわし"だろう.それが舞台のように思え,過度の演出もなんのそのといった次第だ.演劇上がりだけあって,舞台のもつ良い部分を見事に映画に活かしている.














豪華な俳優陣もなかなか良い.

様々なジャンルの俳優が,一同に映画で共演することはめったにないはず.おもな有名俳優は

役所広司  松たか子
香取信吾  伊東四朗
戸田恵子  生瀬勝久
川平慈英  オダギリ・ジョー
佐藤浩市  篠原涼子
角野卓造  津川雅彦
麻生久美子 田中直樹
八木亜希子 高島彩
西田敏行  唐沢寿明                 
YOU     寺島進
山寺宏一

などなど

ご,豪華すぎます(汗).まるでエンディングロールのような陳列になってしまいました.これも三谷幸喜の人望によるものなのか.



この映画の設定が「大晦日」とありますが,まさに年の瀬に打ってつけのハートウォーミングなコメディ映画だ.

ボタン縫い

シャツの袖についているボタン.

ほつれた糸がボタンから出ているのを見つけたので,ぐいっ,と引っ張ってみた.

すると,するりするりと難なくほどけてゆき,終いにはボタンがカランと音を立ててテーブルにおちた.

参ったな.


コンビニに寄り,安くはないソーイングセットを購入した.

久方ぶりに縫ってみる.高校以来だと思うが,おぼろげな記憶を頼りにとにかく手を動かしてみる.

まず,・・・・・・あれ?どうするんだっけエイッ,やってしまえ・・・・・・で,たまむすび

最後に,んん~こんな感じかな・・・・・・で,たまどめ

とアレコレやっていくうちにボタンが縫えました.

こんなボタン縫いという些細な動作でも,意外と身体が覚えているものです.僕の「頭」でわかっていなくとも,勝手に僕の「身体」のほうはアレコレ試行錯誤しながら過去の動作を思いだしてくれます.

変な形容ですが,本当に私の身体は頭がいい@内田樹

と思ってしまった.一流選手が他人に指導する時どうしても感覚的な表現になってしまう場面があるのは,「身体が分かっているが,頭では理解できていない」くらいにその動作を身体に刷り込ませた結果なのでしょうね.だから,口では説明できない.


とにもかくにも,高校の時の家庭の授業もこんな時に役に立つとは思いませんでした.感謝.

ケロ