■快適な睡眠を手に入れる快眠
最近は昼のパフォーマンスを向上できるようしたいと思い,睡眠に興味を持ち始めております。ひとえに睡眠と言いましてもそれについて知ろうとすればその奥深さに圧倒される一方で自分の睡眠に対する無知さにびっくりしました。
少しでも睡眠について正しい知識を得られればと本屋に駆け込み,選んだのが「快眠のための朝の習慣・夜の習慣」です。著者は睡眠改善インストラクター・内海裕子さん,監修は日本睡眠改善協議会常務理事・白川修一郎となっています。
本書の構成としてはQ&A方式で何気ない睡眠にまつわる知識や悩みについて,答えていく進行になってます。早速,僕が気になったものをピックアップして紹介していきます。
■普段感じているそれって睡眠の影響かも
普段何気なく気にしていた事が実は睡眠による影響だったかもという話。以下の事が当てはまった方はもしかしたら睡眠が関わっているかもしれません。
- 「ちっちゃなことでイラッとする」
- 「集中力が無い」
- 「ココロがモヤッとする」
- 「太りやすくなったかな」
- 「胃腸の調子が良くない。便秘気味かな」
- 「風邪ひきやすいな」
- 「肌の調子悪い」
以上の項目にどれか当てはまる人がいたら「眠りの習慣」が関係している可能性があります。
睡眠は日常の生活に大きな影響を与えていることは自明ですが,何気ない上記の悩みももしかしたら眠りの質が悪い事で起こっているかもしれません。そんな眠りの質の向上の方法や悩みへの対処を以下に簡単にまとめてみました。
☑Q:眠りが浅いんだよな
A:一時的に30分~1時間ほど遅寝⇒早起き
これは意外!!眠りが浅いなあと思ったら,僕はまず「いつもより早く寝よう」と考えます。でも,そうじゃないみたいです。むしろ睡眠時間を少なくしていくという逆説的な答えです。
要するにベッドは寝る場所です。その場所でモンモンと眠れない状態を続けるよりは寝不足状態を一時的に作り上げることで睡眠の必要性を高めるということですね。
☑Q:寝だめは出来るのか
A:基本的にできません
よく平日は夜も仕事で遅く,次の日の朝も早いため睡眠時間が確保できない事がありますね。そんな人は休日くらい平日の睡眠不足を取り返そうとして寝だめをしている人多いと思います。でも著者いわく寝だめは基本的にできないとのこと。これは一体なぜでしょうか?
そもそも寝だめという行為自体負のスパイラルを呼ぶものです。それは体内時計をあっという間に狂わせ,結局月曜日などに気分がすぐれないブルーマンデーなる最悪なコンディションを呼び出してしまう原因に。そして,それが毎週続いて行くと・・・・・・。もう平日に最高のパフォーマンスを発揮することはできないでしょうね。
☑Q:同じ時間に眠ってるけどそれでも睡眠の質が違うのはなぜ?
A:睡眠の質の鍵は眠り始めの2~3時間の深い睡眠に
大体寝る時間と起きる時間が一緒で睡眠時間も確保できてるのに「よく眠れたなぁ」という日と「あれ?疲れてる?」という日がありますよね。それは一体なぜでしょうか?
そこには睡眠の質が関係しており,もっと言うと眠り始めの2~3時間がキーとなっているようです。
「よく眠れたなぁ」という日は寝始めの1~2週期目のノンレム睡眠時に深い睡眠がしっかりとれていた日なのかもしれないと著者は言います。
そこでよく眠れるための4つのポイントを以下に紹介。
- 毎朝しっかり朝日浴をする
- 日中活動的に過ごす
- 夜は暗い環境の中でリラックスして過ごす
- 起きる時間,寝る時間を毎日出来るだけ揃える
これを見ると,よく眠るための日中の活動や眠る前の環境づくりが必要だということがわかりますね。
☑Q:金縛りってどういう現象?
A:レム睡眠中に突然目覚めると金縛りに!ストレスも影響してます。
これは個人的に気になったQ&A^^;
レム睡眠中というのは筋肉に力が入らない状態にあるようでそんな時に覚醒すると脳はある程度働いているのに体だけ寝動かない状態になってしまいます。それが金縛りという事のようです。これまでに金縛りを経験した事のある人は40%もいるようで特に思春期から青年期の間に初めて経験することが多いそうです。ここには精神的ストレスを多く受ける多感な時期とも重なり,それが原因でおこっているようです。
☑Q:8時間睡眠はベストなの?
A:8時間に科学的根拠はありません。一人ひとり適正な睡眠時間は違いますし,季節や年齢でも違ってきます。
これもええ~と言ってしまいそうになる逆説的答え。
人間は8時間睡眠が良いんだよ,とは昔から言われていて疑いなくそうなんだなぁと思っていました。
でも違うようです。8時間睡眠が適正というのに科学的根拠はないようです。睡眠時間には個人間で違いがあるようで人によっては4時間で大丈夫な人もいれば11時間が良いという人もいるそうです。
それでも一応適度な時間というのはあるそうで健康に害のない睡眠時間は6時間~8時間未満とされているとのこと。疫学的な睡眠調査によると,アメリカの癌学会が30歳以上の成人100万人を対象にした睡眠調査では平均睡眠時間が7時間前後の人が最も死亡率が低く,それよりも長くても短くても死亡率は高くなる傾向があるようです。
■睡眠と日中の活動は補完関係
至極当たり前のことですが,よい睡眠はよい昼間の活動にかかってくるわけです。逆も然り,昼の快活な生活は夜のよい睡眠が欠かせません。どちらか片方ではダメで,お互いをうまく回していくことが生活をより豊かにしていく方法のようですね。
この本には今回一部気になったQ&A以外にも具体的な快眠ハウツーや細かな知識も掲載されているので僕のように睡眠が気になっている方がいれば手に取って読んでみるといいかもしれません。
■睡眠が気になるあなた。こんなサイトも。
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