■年末年始だからこそGTDを始めてみよう
おうちの大掃除も一段落したら,頭の中も整理整頓するのも良いかもしれませんね。
そんな時に便利なツールがGTD。
もう説明不要といっても良いかもしれないお馴染のGTDです。
僕も含めてそうですがGTDを始めるのは案外容易です。しかし,難しいのが「継続」。
せっかくGTDを導入しても「なかなかうまく使いこなせない」,「思うように成果が出ない」,「システムが機能しない」などなど,GTDシステムをオートマチックに稼動させるのに困難な壁があるように思います。
それについて考えてみたところ,根本的な原因に辿りつくような気がしました。
■GTDのコンセプトをインストールしなければうまくいきません
それはGTDのコンセプトを明白に理解していないから,ではないかと。
僕はこれまでネットや書籍を通して,GTDのコンセプトを理解してきたつもりでいました。
ですが,その一方でGTDを咀嚼しながらも消化しきれていない思いもどこかにあります。
コンセプトが腑に落ちさえすれば,GTDシステムが健全に稼働する(はず)。
そういう結果に行きつきました。当然と言えば当然。
■「ひとつ上のGTD ストレスフリーの整理術 実践編」でGTDの真髄を
GTD創始者デビッドアレンさんによるGTD本第3弾。
今回のGTD本はこれまでのものに比べて,かなり「腑に落ちる」本(腑に落ち本)ではないでしょうか。
これまでの本を揶揄するわけではなく,よりGTDを会得しやすいものに仕上がっています。
腑に落ち本として「ひとつ上のGTD ストレスフリーの整理術 実践編」を参照しながら,GTDをかーるく俯瞰していきましょう。
☑なぜGTDなのか
なぜ数ある仕事術―あるいは思考整理術―の中でGTDなのでしょうか。それは以下の通りです。
- GTDが,誰にでも理解できる論理的なプロセスとして機能している。
- GTDは,誰もが持っている日常的な道具を用いて,誰もが思い立った時に気軽に導入できる。
- GTDが解決しようとしている問題が世界的な規模で広まりつつある。
GTDはとにかく導入しやすい。そして,GTDシステムが非常にロジカルなところが多くの人たちに受け入れられている要因だと思います。
それではGTDを使っている人,あるいはこれからGTDを導入したい人はGTDに何を求めているのでしょうか?
☑こんな人にGTDを
- ストレスを軽くしたい
- 物事がぐずぐずと進まない状況をなんとかしたい
- エネルギーやモチベーションを高めたい
- 自分の可能性をもっと追究していきたい
- 集中力を高めたい
- 抱えているプロジェクトをうまく管理したい
- もっと自分の創造性を引き出して活用していきたい
- もっと自由に活動したい
- 本の表題でも謳っているようにストレスを軽減したい!という人をターゲットにしているのが分かります。しかし,それ以外にも仕事のやる気やクリエイティブに仕事をしたいなど,ストレスフリーに関わらず仕事やプライベートを充実させてくれることばかりなのがGTD。
- ところでストレスフリーを謳う本書ではありますが何が僕たちのストレスになっているのでしょうか?
☑何がストレスとなるのか
それは
大量に押し寄せる意味の明らかになっていない物事
意味を明らかにしない限り,それらの物事は頭の中に残ったままに,仮にOUTPUTしたところで,どのように処理したらよいかが分からないまま消化しきれずに残留してしまう可能性があります。「意味の明らかになっていない物事」を正しく処理していくには,いくつかのモデルを活用していくのが良いようです。
☑GTD3つのモデル
■ワークフロー(水平思考,コントロール)
┣収集
┣処理
┣整理
┣レビュー
┗実行
■ナチュラルプランニングモデル
┣目的と価値観を見極める
┣結果をイメージする
┣ブレインストーミングをする
┣思考を整理する
┗次にとるべき行動を判断する
■優先順位(見通し)
┣目的/価値観
┣構想(ビジョン)
┣目標
┣注意を向けるべき分野
┣プロジェクト
┗行動
これまでのGTD本では一つ目のワークフローを中心に紹介してきたところがあり,そのほか二つのナチュラルプランニングモデルや優先順位などは今回の本で初めて本格的に紹介されました。 ナチュラルプランニングモデルや優先順位などは,フランクリンプランナーにみられるトップダウン型の仕事術ですが,それを今回GTDにも組み込んでいます。 これら3つのモデルを組み合わせて,GTDを管理していきます。
■GTDを始めるのにトリガーリストを活用しよう
GTDに役立つトリガーリスト@田口元,ITmedia
例えば,上記の田口さんの用意したトリガーリストなどを使えば,ある程度頭の中の整理が可能になるでしょう。それと「もうひとつ上のストレスフリー整理術 実践編」にも巻末に付録としてより多様なトリガーリストが付いてます。
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